ほら!そこに…『ジョーズ』

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🎦1975年に公開されたアメリカの海洋パニック映画『JAWS』(原題:Jaws)の当時の劇場鑑賞からによる回顧や、配信先動画視聴からの感想・考察記の投稿です。
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【JAWS/ジョーズ:作品の概要】
『ジョーズ』(原題:Jaws)は、1975年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督によるアメリカ合衆国の映画です。ピーター・ベンチリーによる1974年の同名小説が原作で、とある平和な町の海辺で人を襲い出した巨大なホオジロザメの恐怖と、それに立ち向う人を描いた海洋アクション・スリラー作品と分類される方もいるが、わかりやすく言えばサメ系の海洋パニック映画です。出演はロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファスなど。
なお、タイトルの「Jaws」とは顎という意味です。
当時、初公開されるやいなや大成功を収め、音楽や編集でアカデミー賞を始めとするいくつかの賞を受賞しています。内容や宣伝に至るまでが映画史における分岐点となる作品で、公開後には続編3作と多くの模倣映画が製作されました。また、1977年公開の『スター・ウォーズ』まで世界最高興行収入記録を保持し、日本では1982年の『E.T.』まで最高興行収入記録作品であった。((天才”スピルバーグ、ハリウッドの王への第一歩 『ジョーズ』”. 洋画専門チャンネル ザ・シネマ. 2022年12月4日閲覧。)
2001年、「文化的・歴史的・芸術的にきわめて高い価値を持つ」とみなされアメリカ国立フィルム登録簿に登録されました。

▲このアングル。サメは真下にいるよと言わんばかりです。
【JAWS/ジョーズ:ストーリー】
平和な海水浴場に女性の死体が打ち上げられます。警察署長ブロディは死因を「鮫の襲撃」と断定するが、観光地としての利益を優先したい市長のせいで対応は遅れ、犠牲者が相次いでしまいます。ついにブロディは海洋学者フーパー、漁師クイントと共に鮫退治に乗り出すのですが…

▲何でもないこういう演出が、恐怖に似た緊張感をあおります。
【JAWS/ジョーズ:主なキャスト】
- マーティン・ブロディ:ロイ・シャイダー
- クイント:ロバート・ショウ
- マット・フーパー:リチャード・ドレイファス
- エレン・ブロディ:ロレイン・ゲイリー
- ボーン市長:マーレイ・ハミルトン
- ベン・メドウズ:カール・ゴットリーブ
- ヘンドリックス:ジェフリー・クレーマー
- クリッシー・ワトキンス:スーザン・バックリニー
- トム・キャシディ:ジョナサン・フィレイ
- 入り江のボートの男:テッド・グロスマン
- マイケル・ブロディ:クリス・レベロ
- ショーン・ブロディ:ジェイ・メロ
- キントナー夫人:リー・フィエロ
- アレックス・キントナー:ジェフリー・ヴォーヒーズ
- ベン・ガードナー:クレイグ・キングスベリー
- 検死官:ロバート・ネビン
- TVレポーター:ピーター・ベンチリー
▲Jaws (1975) – You’re Gonna Need a Bigger Boat Scene (4/10) | Movieclips
Movieclips
★『JAWS/ジョーズ』・のぶちゃんのメローな感想・考察など
47年前当時、公開になって一時期、日本でも海水浴客が激減したというサメパニック映画の金字塔的作品です。当時、上記のポスターの怖さに惹かれて、劇場へ行かれた方も多いのではないかと思います。まさしくサメ系パニック映画の金字塔作品です。
第一作であるこの映画「JAWS/ジョーズ」では、サメ映画のテンプレートとなるようなパニック映画盛り上げ要素が満載されています。

まず、学生が夏休みを利用して集まってくる。そして、サメが出現して地元と警察が対立します。サメ専門博士が登場する。そしてどこからともなく地元のサメハンターが登場するのです。そして一番怖いと思ったのが、サメ目線のアングルです。これが、今までの作品になかったことで、このアングル、要は水面近くでのカメラワーク。

これが劇場スクリーンでみると滅茶苦茶リアル感があり、スティーヴン・スピルバーグ監督の凄さあるいは恐怖感演出の凄さを体感した方が多かったのではないかと思います。
個人的な考察をするなら、カメラワークはただ緊張感を煽る演出ですが、プラス、テーマ音楽で見ている人の恐怖感を引き出しているのでは?と感じています。
とにかくJAWS以降、怪物じみた生物が襲ってくるパニック映画の中で、一つは見受けられる要素となっています。それと、私個人的に思うのは、子供が被害を受けることを描写した映画は、JAWS以前の作品ではほとんど見たことがありません。今の映画ならば補正がかかります。
映画「JAWS/ジョーズ」でのサメによる犠牲者は、老若男女も善人、悪人も関係ありません。ただ単にサメによる犠牲者としてサラッと描かれていて、それが映画「JAWS/ジョーズ」のサメの冷酷さを際立たせています。

前半は姿を見せずに、忍び寄って襲い掛かるサメの恐怖、後半は命がけのサメとの戦いがよく描写されていると思います。じわじわと忍び寄る不気味な存在としてのサメの描かれ方はやはり秀逸です。公開されて47年くらいたっているわけですが、若い方で『JAWS/ジョーズ』観たことないけれども、サメが襲ってくる映画でしょ?という方は多いと思います。
でも、一番ある意味怖いのは、当時28歳のスティーヴン・スピルバーグ監督がサメの顎を使って、以降、全世界の映画ファンの心に齧り付き、捕らえて離さないことではないでしょうか?
恐るべきスティーヴン・スピルバーグ監督の才能です。
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3

お勧め度👍👍👍👍👉
お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~
👉は1点
個人的な好みや主観もありますけどご参考までに
【本日のおすすめ作品・『JAWS/ジョーズ』は、U-NEXTで配信視聴しました】
★『JAWS/ジョーズ』(1975年、アメリカ、123分、字幕・吹替、見放題)

他配信サイト
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【JAWS/ジョーズ:製作スタッフ、公開データ】
- 製作:デイヴィッド・ブラウン、リチャード・D・ザナック
- 監督:スティーヴン・スピルバーグ
- 原作:ピーター・ベンチリー
- 脚色:ピーター・ベンチリー、カール・ゴッドリーブ
- 撮影:ビル・バトラー
- 美術:ジョセフ・アルヴズ
- 編集:ヴァーナ・フィールズ
- 音楽:ジョン・ウィリアムズ
▲Jaws – Theme song
GoldenApple
- ポスターデザイン:ロジャー・カステル
- 提供:ユニバーサル・ピクチャーズ、ザナック=ブラウン・プロダクションズ
- 製作会社:Zanuck/Brown Company、ユニバーサル・ピクチャーズ
- 配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
- 公開:アメリカ合衆国 1975年6月20日、日本 1975年12月6日
- 上映時間:124分
- 製作国:アメリカ合衆国
- 言語:英語
- 製作費:900万ドル
- 興行収入:世界 $476,512,065、アメリカ合衆国、カナダ$265,859,065、日本 90億円
- 配給収入:日本 50億500万円