変えられない一人一人の人生『荒野の七人』

🎦今日の映画作品は、1960年に公開されたアメリカの西部劇映画『荒野の七人』(こうやのしちにん、The Magnificent Seven)のリバイバル鑑賞やTV放映および配信先動画視聴からの感想・考察の投稿です。
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【荒野の七人:作品の概要】
『荒野の七人』(こうやのしちにん、The Magnificent Seven)は、1960年のアメリカ合衆国の西部劇映画です。本作は黒澤明監督による不朽の名作「七人の侍」を翻案した傑作ウエスタンとして映画史に残る名作とされています。
監督はジョン・スタージェス。出演はユル・ブリンナーとスティーブ・マックイーンなど。黒澤明監督の日本映画『七人の侍』(1954年)の舞台を西部開拓時代のメキシコに移して描いたリメイク映画です。
日本では1961年に公開されました。
後に第二作『続・荒野の七人』(1966年)、第三作『新・荒野の七人 馬上の決闘』(1969年)、第四作『荒野の七人・真昼の決闘』(1972年)などの続編も次第に西部劇への人気が衰退する中でも制作されていきました。また、比較的新しいところで8年前の2016年には本作のリメイクとなる『マグニフィセント・セブン』が公開されました。

【荒野の七人:ストーリー】
メキシコの寒村イスカトランは、毎年収穫期になると野盗に襲われ、疲弊し切っていました。それでも生き抜くために戦うことを誓った村人のヒラリオは、ひょんなことからガンマンのクリスと出会います。ヒラリオはクリスに僅かな報酬で助けを請い、請け負ったクリスは6人の仲間を集めるのですが…

▲ユル・ブリンナー(左)とスティーブ・マックイーン(右)
ズッシリ存在感のある二人の名優です
【荒野の七人:主なキャスト】
(7人のガンマン無頼と原作との設定の違い)
イスカトランという小さな村を守るために僅か20ドルという報酬で雇われたならず者の7人のガンマンたち。
原作『七人の侍』では、当初から農民に対して、善意・義侠心・憐れみを持って(菊千代以外の)7人が村へと集まりますが、本作では7人それぞれが事情と思惑を持ちながら、あくまでわずかな礼金や食事を前提で7人が盗賊と戦います。
そしてそこから、ストーリーが展開しながらそれぞれの思惑が明らかになっていきます。
またオリジナルでは山塞の攻防で1人、菊千代の失態による不意打ちで1人、最終決戦で2人と徐々に侍が倒れていくのに対して、本作では7人全員で最終決戦に挑み、そこで4人が戦死します。
オリジナルではリーダーの勘兵衛のつぶやき、戦いで死んだ仲間の侍の墳墓の映像で、生き残った侍が立ち去っていくシーンで幕を下ろします。彼らが村に残るという選択肢はなく、戦国末期という時代の中で行き場を失っていく侍たちの姿が描かれていました。
しかし本作では、死んだ仲間の墓を描いた後にガンマンと長老がお互いを気持ちを寄せ合いながら、ガンマンもまた荒野に去っていきます。共に暮らすという選択肢もある中、農民たちにもガンマンたちへの怯えがぬぐえず、またガンマンも、変えられない自分の生き方が描かれています。

クリス・アダムス(英語版):ユル・ブリンナー
7人のリーダー格で、『七人の侍』の勘兵衛に相当するキャラクターです。
冷静沈着な性格で、盗賊団と戦うための戦術から、他のガンマンや村人達のまとめ役となります。チームワークを乱す者に対しては決して容赦しない態度も見せます。黒ずくめの衣装やファニング撃ち(リボルバー式拳銃の速射方法の1つ)など、それまでの西部劇では悪役が行っていたような衣装や攻撃方法をします。
当初の構想では、年老いた南北戦争の敗残兵という、より原作の勘兵衛に近い人物設定だったといわれています。
そのため本作における「ガンマン」は、銃の技量に長けたならず者にすぎないためです。よってオリジナルで見られた村を要塞化したり、四方から騎馬で攻め込んだり、あえて村に野武士を招き入れて包囲するといった戦略的な要素は無く、戦闘シーンは双方とも正面からの撃ち合いに終始しています。
またオリジナルでは勘兵衛は菊千代の抜け駆けを厳しく叱責したのに対し、本作におけるチコの抜け駆けは特に咎められていないのも、クリス達が軍人ではなくただの「ならず者」だからです。
また勘兵衛は七郎次以外との面識はなく本編中で他の五名と知り合うが、本作のクリスは七郎次に相当するヴィンとは初対面な一方、ハリー、ブリット、リーとそれぞれ交友関係を持っています。
ヴィン: スティーブ・マックイーン
7人のサブリーダー格で、五郎兵衛と七郎次に相当するキャラクターです。女に関心をよせる描写は”菊千代”の要素も含まれてます。厳格で真面目なクリスに比べて軽妙洒脱なところがあり、しばしば冗談を言ったりします。ただ、自分達のようなガンマンが時代遅れである事は自覚してます。手堅い仕事と安定した生活を望むなど、根はとても真面目な人間。早撃ちの達人。クリスの人柄に惹かれて同行を申し出ます。最終決戦後まで生き残り、クリスと共に旅立っていきます。
チコ:ホルスト・ブッフホルツ
7人の最年少メンバーで、勝四郎と菊千代に相当するキャラクターです。
クリスのガンマン募集で手を叩くテストを受けるが、クリスよりも早く手を叩くことが出来ないとわかり、一度はメンバーからはずされます。しかし、メンバーが村へ移動中に通りかかった川で泳ぐ魚を素手で何匹も捕まえることが出来、そのあきらめない気持ちを買われて仲間になります。ひたむきさはありますが、若さゆえに感情的になりやすいです。実は農民の出で、彼らが真っ先に戦いの犠牲になっている事が身に染みているため、自分が憧れているガンマン、ひいては仲間達にもわだかまりがあります。
『七人の侍』の勝四郎と違い、最後は村に残り、ペトラ達と生きる道を選びます。これはオリジナルでは身分制度の存在する時代・社会が舞台になっているからです。「武士」は身分ですが、本作での「ガンマン」は身分ではないためです。ガンマンはいつでも農民になれますが、だが、武士はそうはいきません。この違いも、前述の村娘との結末も含めてエンディングの描き方が違っています。
▲大変貧しい境遇の中から大スターへ這い上がっていった俳優です。
日本でもマンダムのCMを通して人気がありました。
ベルナルド・オライリー:チャールズ・ブロンソン
平八に相当するキャラクター。その出自に対するコンプレックスと子供達とのとの関係性は”菊千代”の要素があります。
メキシコ人とアイルランド人の混血のため、自分の「ベルナルド」という名前を嫌がってます。平八と同様に薪割りの下働きをしていたところを、ハリーから聞いたクリスにスカウトされます。
腕はよいのですが、愛想が良い訳ではないけど、しかし素朴な温かい人柄から、村の子供達に好かれます。盗賊団の復讐を恐れた村人達によって7人が追われた際、自分達の親を弱虫で卑怯だと非難した子供の尻を叩き、「銃を持って戦うより土地と家族を守るほうがよほど勇気がいる。お前達の親は村と家族を守るために決断したのだから悪口を言ってはいけない」と𠮟ります。このセリフは、現在の私の中でも印象強く残っています。
最終決戦では、助けに駆けつけた子供達に注意している際に隙を突かれ落命します。最終決戦の最終段階で落命しており、七人のメンバーの中で最後の犠牲者でした。最後まで子供想いの心優しき人物でした。最終決戦後、亡くなった4人の墓に向かって祈る子供達の姿が見られます。
▲ブロンソンと並ぶタフガイのスターでもあったジェームズ・コバーン。
あのブルース・リーに武術やアクションを学んだ人でもあります。
ブリット:ジェームズ・コバーン
久蔵に相当するキャラクターで、7人の中で最もオリジナルの役柄に忠実。
ナイフ投げの達人で、寡黙で求道的な孤高の男。カウボーイと決闘を繰り広げた際にクリスと再会。一度は誘いを断るも夜には宿に訪れてメンバーに加わります。セリフは非常に少ないが、その真摯な言葉や行動でチコから好かれます。
最終決戦では、敗走する敵の銃弾に倒れ、メンバーの中で3人目の犠牲者となるが、死の間際までナイフを投げる構えを崩しませんでした。原作における久蔵は野武士の頭領に狙撃されて死ぬ間際に、刀を投げる事で射手の位置をしらせて味方の勝利に繋げるが、ブリットの場合はあくまで最期まで戦う姿勢を示すという在り方で描かれました。
尚、余談ですがアニメの『ルパン三世』に登場する次元大介は、ジェームズ・コバーン演じるブリットがモデルとされています。原作のモンキーパンチさんが本作ブリットのカッコよさにとことん憧れ、次元大介を創り上げたといわれています。
ハリー・ラック:ブラッド・デクスター
原作に相当する役柄の無いオリジナルキャラクター(クリスの旧友という点では、一部だけ七郎次に近いです)。
山師でもあり、クリスが村の護衛を引き受けた理由は、村の護衛に20ドルというのは建て前で、実は物凄い報酬があるとの思い込みから加わります。クリスからは否定されても、村人へ鉱山や財宝のありかを尋ね、村人たちが「アステカの財宝が近くの山にあるらしい」と噂しているのを聞き、ますます誤解を深めていきました(笑)。
7人の中で一番現実的・ドライな性格ですが、村を追われたときは一旦メンバーと袂を分かつが、結局最終決戦では馬を走らせて彼らの元に駆けつけ、窮地から救い出します。しかし落馬の隙をつかれて銃弾を受け落命します。、クリスに看取られながら、7人のメンバーの中で最初の犠牲者となってしまいます。
今際の際まで報酬を気にかけ、クリスの「実は村には50万ドル相当の金があり、分け前は1人7万ドルだ」という話(クリスの心遣いから出た嘘)を聞いて、「来て良かった」と満足しながら息を引き取ります。泣ける~
リー:ロバート・ヴォーン
相当する役柄の無いオリジナルキャラクターです。
凄腕の賞金稼ぎでクールな皮肉屋。標的を仕留めたが、追われる身となり、潜伏していたところをクリスに声をかけられ同行を決意します。しかし、銃の腕前の衰えから自信をなくし、自分が倒した敵の亡霊に怯えつづけ、守るべき対象である村人から逆に優しく励まされたりします。村を追われたときはクリスから誰にも借りがないからと離脱を許されますが、「(借りは)自分にある」と死地を求めて村へ戻る。最終決戦では、家の中に捕らわれていた村人を救うためにその家に単独で突入、瞬時に三人の山賊を倒し、捕らわれていた村人を助け出しますが、その直後に隙をつかれて撃たれ、七人のメンバーの中で2人目の犠牲者となる。しかし彼が解放した村人たちによって形勢が逆転することになります。
(盗賊団)
当時、ウェスタン、マカロニウェスタンで悪役なら、この方をおいて右に出る人はいません、イーライ・ウォラック。
カルベラ:イーライ・ウォラック
35人の手下を率いる盗賊団の首領。毎年収穫の時期になると、村の食料を強奪していく。クリス達7人のガンマンと初めて対面した際には「(村人に)食い扶持残してやったばっかりにこんな悪党ども雇いやがって」と怒り、村の食料を強奪している事をクリスに咎められても「知らねえな。この商売でそこまで気にしていられるか」と発言し、村人を指して「(神は)羊には羊の役目があるからお作りになったんだぞ」と悪びれもせず言い切る。意外に律儀なところがあり、一旦村人を人質に取って7人のガンマンを追い出す際にも、銃を一時預かるだけでガンマン達が村を離れたら殺さずに銃を返すというおかしなところをみせています。その後、村に戻って油断したところを7人の奇襲を受けて敗死。村に戻っても何のメリットもないクリス達がなぜ戻ってきたのか、疑問に思ったまま死にます。
★尚、イーライ・ハーシェル・ウォラック(Eli Herschel Wallach, 1915年12月7日 – 2014年6月24日)氏は、アメリカ合衆国の俳優であり、西部劇やマカロニウエスタン作品などで数多くの悪役を演じて評価の高い名優です。映画、テレビ、舞台俳優として、また西部劇俳優として評価が高く、舞台俳優としてブロードウェイなどの舞台にも立ち、1951年にはトニー賞を受賞するなど活躍しています。1956年にエリア・カザンの『ベビイドール』で映画作品にもデビューし、本作やセルジオ・レオーネの『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』などの西部劇で悪役を演じてきました。1967年に『Poppies Are Also Flowers』でエミー賞助演男優賞を受賞しています。私にとってはウェスタンやマカロニウェスタンのジャンルは若い頃どはまりしました。その個性的な演技は私の貴重な思い出として今も心に残っています。
(村人、他)
オリジナル作品では農民たちが落ち武者狩りをやっていた事が明らかになり、農民たちに幻滅した侍たちに菊千代が激昂するシーンがある。このシーンは農民たちが決して純朴で哀れな善人ではない事を示すための描写だが、本作ではそういった描写は存在しません。そのかわりにというのも変なのですが、前述の村人による裏切りが発生しますが、ガンマンたちは「家族や畑を守るための勇気ある決断」として農民を批判することはありません。
原作では農民たちは最初から侍たちに村の防衛を依頼し、必要となったため侍と共に戦うことになるが、本作の農民たちは当初「自分たちで村を守るために銃を買う」ことを目的として街を訪れ、ガンマンたちへの依頼も銃の買い方と撃ち方を教えてもらうことでした。一方で農民たちはあくまでも「銃を手に立ち上がろうとするが、守られる立場」であり、原作と違ってクライマックスでの対決まで共闘することはありません。
ペトラ:ロゼンダ・モンテロス
志乃に相当するキャラクター。
イズトラカン村の若い娘で、ガンマン達に手篭めにされる事を恐れた父親によって男装させられている(志乃の父・万造に該当するキャラクターは直接登場していません)。やがてチコと惹かれあっていき、村に残ったチコと結ばれます。原作では父親がこれに激怒するが、本作では身分の違いが無いため特に咎められることもなく、これも原作での勝四郎との関係とは大きく違う点です。
またオリジナルでは彼女以外の村娘は終盤まであまり登場しなかったが、本作では「山に隠れさせていた」という事で多くの村娘が登場しています。
ミゲル:ジョン・アロンゾ
利吉に相当するキャラクター。
長老の意見から、銃を購入しようとした際にクリスと出会い、村を守るガンマンを探すなど何かと協力します。演じたアロンゾは、メキシコ人スタッフの通訳も兼任しています。
長老:ウラディーミル・ソコロフ
儀作に相当するキャラクター。
村の離れに住み、盗賊団を撃退するため、銃を購入する事を勧めます。原作では野武士の襲撃によって殺されますが、本作では生還します。最終決戦後、村を離れるクリスとヴィンを「大地を吹きあげ去っていく風」と、旅立ちを見送ります。
ヒラリオ
インストラカンの村長。ガンマンを信用できず、ミゲル達と対立するが、最終決戦ではガンマン・村人が共闘する姿を見て、自らも戦いに加わった。
ソテロ
インストラカンの村人。カルヴェラに村の手引きをする。
チャムリー
盗賊の人質となった子供を助ける勘兵衛の剃髪をしたり、袈裟や数珠を貸す僧侶に相当するキャラクターです。
拳銃を買いに行った町でミゲルたちが出会った葬儀屋。黒人の遺体を霊柩馬車に乗せて埋葬すれば白人のならず者達に撃ち殺されてしまうため、躊躇していたところをクリスたちが霊柩馬車の運転を買ってでます。
▲The Magnificent Seven • Main Theme • Elmer Bernstein
HD Film Tributes
★『荒野の七人』・のぶちゃんのメローな感想・考察など
監督は、骨太のアクションを撮ることで知られるジョン・スタージェス氏です。ユル・ブリンナー、スティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームズ・コバーンら当時の人気俳優がそろっての7人がそれぞれ個性的なガンマンを演じ、“本家”『七人の侍』にも引けを取らない面白さに仕上がっていると思います。そのキャスティングの素晴らしさに当時余韻に浸ったことを思い出します。
64年前の作品とはいえ、なかなかこれだけの俳優をそろえることなんてできない奇跡のウェスタン映画です。
スティーブン・スピルバーグ監督やジョージ・ルーカス監督から世界を代表するアクション映画の最高傑作と大絶賛した黒澤明監督作品の『七人の侍』。そしてハリウッドの西部劇史上の最高傑作と大絶賛されたハリウッドリメイク版『荒野の七人』。今日は、キャストの項では、思い入れもこめたところで投稿しています。
そして、もう一つ感動するのは、音楽の重要性です。この『荒野の七人』の映画のテーマ音楽って知らない人っていないんじゃないのかな?って思いますが…
軽やかなリズムの中にも、勇壮なメロディーのリフレイン、いつまでも残りますね~。
昔の作品なので、ご覧になられたこともない方も多いと思います。今の時代ではこうした西部劇やウェスタン作品はなかなか製作されることも少ないです。是非、この作品の奥に秘められた魅力を感じ取っていただきたいと思います。

リメイク作の本作から、更に2016年に「マグニフィセント・セブン」としてリメークされたっていうのも更にすごい!!
お勧め度👍👍👍👍👍
お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~👉は1点
個人的な主観ですけどご参考までに
【荒野の七人:配信先(U-NEXT)視聴】
★『荒野の七人』(1960年、アメリカ、128分、字幕、見放題)

『荒野の七人』が配信されているのは、現在U─NEXTだけです。
★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。
【荒野の七人:製作スタッフ】
- 監督・製作:ジョン・スタージェス
- 製作総指揮:ウォルター・ミリッシュ
- 原作:『七人の侍』より
- 脚本:ウィリアム・ロバーツ(英語版)、ウォルター・ニューマン(英語版)(ノンクレジット)、ウォルター・バーンスタイン(英語版)(ノンクレジット)
- 音楽:エルマー・バーンスタイン
- 撮影:チャールズ・ラング
- 美術:エドワード・フィッツジェラルド
- 編集:フェリス・ウェブスター(英語版)
- 音響効果:ジャック・ソロモン(英語版)
- 共同プロデューサー:ルー・モーハイム(ドイツ語版)
- 配給 ユナイテッド・アーティスツ
- 公開:アメリカ合衆国 1960年10月23日、日本 1961年5月3日
- 上映時間:128分
- 製作国:アメリカ合衆国
- 言語:英語
- 製作費:$2,000,000
- 配給収入:日本 2億9640万円