人生受難の時『ベン・ハー』

🎦今日の映画は、1959年に公開されたアメリカの叙事詩的映画ベン・ハー(Ben-Hur)の過去リバイバル上映やTV放映、および配信先動画視聴からの感想(懐想記)の投稿です。

懐かし度🎦🎦🎦🎦🎦🎦

懐かし度はアイコン1個が10年周期。古いほど懐かしアイコン個数が増えていきます


【ベン・ハー:作品の概要】

『ベン・ハー』(Ben-Hur)は、1959年のアメリカの叙事詩的映画です。ルー・ウォーレスによる小説『ベン・ハー』をベースにした3度目の映画化作品です。ウィリアム・ワイラー監督。チャールトン・ヘストン主演。

同年アカデミー賞で作品賞・監督賞・主演男優賞・助演男優賞をはじめ11部門のオスカーを受賞しています。この記録は史上最多記録でその後長く続き、タイタニック(1997年)、ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年)がようやく同じ11部門受賞で並びましたが、現在もアカデミー賞の史上最多受賞作品の一つとなっています

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【ベン・ハー:ストーリー】

舞台はエルサレムです。ベツレヘムの星々が輝く夜、厩で1人の男の子が誕生しました。この男の子は後にこの物語の後半で主人公のベンハーに大きな影響を与えます。紀元26年、ローマ軍の一行がエルサレムへ向かっていました。司令官メッサラは、ユダヤ貴族の若者ベン・ハーとの再会を喜びます。彼らは幼なじみでで、ベン・ハーとメッサラはユダヤ人とローマ人でありながら、友情で結ばれていたのです。

ある日メッサラは、ベン・ハーの家を訪れ、メッサラはベン・ハーにローマ軍に協力するように要請しました。メッサラにとって人望があり王室の流れを汲む出である旧友の力が必要だったからです。しかし、ベン・ハーはそれを拒否しました。同胞であるユダヤ人がローマ帝国によって苦しめられていたからです。ベン・ハーとメッサラの友情に次第にヒビが入ってしまうことに。

ローマの新総督が、エルサレムに入りました、総督の馬が進んでいる時にベン・ハーの家の瓦が落下する事故が起きました。ベン・ハーが故意にやったのではないかという疑いをかけられ、ベン・ハーは事故であることを訴えますが、司令官メッサラはそれを無視してベン・ハーの母と妹を逮捕してしまいます。

逮捕されたベン・ハーは奴隷の身分に落とされ、母と妹は投獄されてしまいます。ベン・ハーは死ぬまでガレー船の漕ぎ手とさせられるべく護送されてしまいます。その間、水を与えられずに喉の渇きで苦しみ悶えるベン・ハーに水を施してくれた人がいました。ベン・ハーは、その人の顔を忘れることがありませんでした。

ベン・ハーが奴隷となって3年後、彼は生きてガレー船の漕ぎ手を続けていました。メッサラに対する復讐心が生き延びさせていました。ガレー船はマケドニア軍戦と海戦の最中、ベン・ハーは総司令官であるアリウスの命を救いました。実の息子を失っていたアリウスはベン・ハーに感謝し、彼を養子としたのです。

それからベンハーはアリウスと共にローマにもどりますが、ベンハーを待ち受ける苦難とは?そして、ラストに展開される奇跡とは!!

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【ベン・ハー:主なキャスト】

  • ジュダ・ベン・ハー(英語版):チャールトン・ヘストン – ユダヤの有力者。
  • メッサラ:スティーヴン・ボイド – エルサレム駐留ローマ軍司令官。ジュダの幼なじみの親友。
  • エスター:ハイヤ・ハラリート(英語版) – ハー家執事の娘。
  • サイモニデス:サム・ジャッフェ – ハー家執事。エスターの父。
  • クイントゥス・アリウス:ジャック・ホーキンス – ローマ海軍の総司令官。
  • バルサザール(英語版):フィンレイ・カリー(英語版) – 東方の三博士の1人。
  • 族長イルデリム:ヒュー・グリフィス – アラブの富豪。
  • ポンテオ・ピラト:フランク・スリング(英語版) – グラタス後任。属州ユダヤの総督。ローマ海軍総司令官アリウスの友人。
  • ミリアム:マーサ・スコット – ジュダの母。
  • ティルザ:キャシー・オドネル – ジュダの妹。
  • 皇帝ティベリウス: ジョージ・レルフ(英語版)
  • ドルーサス:テレンス・ロングドン(英語版) – メッサラの部下。
  • セクスタス:アンドレ・モレル(英語版) – メッサラ前任エルサレム駐留ローマ軍司令官。
  • フレビア:マリナ・ベルティ(英語版) – ローマの女性。
  • ローマ軍将校:ジュリアーノ・ジェンマ- メッサラの部下。
  • イエス・キリスト:クラウド・ヒーター(英語版)(ノンクレジット)
  • イエスの母マリア:ホセ・グレチ(伊語版)(ノンクレジット)
  • マルーク:アディ・ベルベル (独語版)(ノンクレジット)

ベン・ハー~四頭馬車レースシーン

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★『ベン・ハー』・のぶちゃんのメローな感想・考察など

本作『ベン・ハー』は、ユダヤ豪族の息子の数奇な運命を娯楽色たっぷりに描いた映画史に残る歴史的な超大作であり、私の中でも最も大好きな映画作品の一つです

アカデミー賞史上最多の11部門を受賞した映画史に残る作品です。撮影に3か月を費やしたと言われている戦車競走の場面を始め、6年半の製作期間を費やした壮大な歴史スペクタクル。

本作ご覧になられるとまちがいなく、どなたでも感じることと思いますが、はっきり言って古いです。でも、この作品、本当に66年前の作品なのか??と疑いたくもなると思います。

戦車競走の大臨場感たるや最近のVFXの作品に慣れていても、その圧倒的な迫力には思わず圧倒されてしまいます。当時、子供の頃、再上映で大きなスクリーンで観ることができたのですが、未だに忘れることができません。今の時代に再上映されるのなら、映画館に駆け込んで観に行ったほうがいいです。2016年にリメイクされていますが、1959年本作に遠く及ばない感はあります。

その上、単なるスペクタクル映画におわらせず、原作の副題に「キリストの物語」とあるように、キリストの生誕、受難、復活が「ベン・ハー」の人生の大きな背景となっています。「生きる」という壮大なテーマを打ち出すことに成功してます。映画ファンならば、古い作品とはいえ絶対に避けて通れない作品だと感じます。

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お勧め度👍👍👍👍👍

お勧め度は作品の面白さ、仕上がり度、充実度などを👍1個2点✖5個で満点ですよ~

👉は1点

個人的な好みや主観もありますけどご参考までに


【ほんじつのおすすめ作品『ベン・ハー』は、U-NEXTで視聴しました。】

★『ベン・ハー』(1959年、アメリカ、222分、字幕、見放題)

配信サイト

U─NEXT

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クランクインビデオ 

★配信状況など変更になることがあります。詳細は配信サイトにてご確認ください。


【ベン・ハー:製作スタッフ、公開データ】

  • 監督:ウィリアム・ワイラー
  • 脚本:カール・タンバーグ、マクスウェル・アンダーソン、クリストファー・フライ(英語版)、ゴア・ヴィダル、S・N・バーマン(英語版)
  • 原作:ルー・ウォーレス
  • 製作:サム・ジンバリスト(英語版)、ウィリアム・ワイラー
  • ナレーター:フィンレイ・カリー(英語版)
  • 音楽:ミクロス・ローザ
  • 撮影:ロバート・L・サーティーズ
  • 編集:ジョン・D・ダニング(英語版)、ラルフ・E・ウィンタース
  • 製作会社:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
  • 配給:アメリカ合衆国 MGM/ロウズ・シネプレックス・エンターテインメント、日本 ワーナー・ブラザース
  • 公開:アメリカ合衆国 1959年11月18日、日本 1960年4月1日
  • 上映時間:212分
  • 製作国:アメリカ合衆国
  • 言語:英語
  • 製作費:$15,000,000(概算)
  • 興行収入:アメリカ合衆国 カナダ $74,422,622
  • 配給収入:日本 9億7775万7千円
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