
ここでは、ちょっと動画配信サービスのメリット、デメリットについて考察してみました。
今、いったいどのくらいの「Netfliix」や「U-NEXT」などに代表されるような、有料動画配信サービスの利用人数はどのくらいいるのでしょうか?日本国内で単純に会員数総合計で5300万人を超えているといわれています。もちろん複数の会員サービスで利用されているかたも多くおられるので、2021年には3,160万人と言われているようです。これは約4人に1人が動画配信サービスを利用していることになります。今後もこのICTサービス(※1)及びコンテンツ・アプリケーションサービス市場は社会構成が、超高齢化社会に突入している現在、これからもこの市場状況は変化しながらも伸びていくことが予想されます。(参考1)
参考1:情報通信分野の現状と課題(総務省サイト)
そもそも、多くの人が利用している「動画配信サービス」、いつごろから流行り出したのでしょうか?今回は日本だけでなく世界で利用されている動画配信サービスがいつから始まったのか調べてみました。そもそも世界的に端を発しているといわれているのは1994年、ローリング・ストーンズがインターネットを介してライブ映像を配信したのが始まりと言われています。この時代はWindows 95が登場する以前で、実験的な企画の範疇にとどまったようです。
日本における動画配信サービスの歴史は、1990年代後半に始まります。1997年には、USENが「GyaO」という無料動画配信サービスを開始し、1999年には、エイベックス通信放送が「BeeTV」という有料動画配信サービスを開始しました。
2000年代に入り、通信速度の高速化やADSL(注1)の普及が後押しとなり、動画配信サービスが本格的に普及し始めます。2005年には、地上波テレビ局が相次いで動画配信サービスに参入しはじめましす。日本テレビなら「日テレオンデマンド」、フジテレビは「フジテレビオンデマンド」、TBSは「TBSオンデマンド」などを開始しました。
2007年には、Netflixが業務効率化をねらって、コアビジネスをDVDの配送レンタルから、VoD型に切り替えました。また、同年には、アクトビラが開始され、テレビ向けの動画配信サービスが本格的にスタートしています。
2010年代に入ると、スマートフォンの爆発的な普及から、動画配信サービスの利用がさらに拡大することになります。2011年には、Amazonプライムビデオが開始され、2015年には、Huluが日本に進出しています。また、2016年には、Netflixが日本市場に参入したことで、動画配信サービス市場はますます活況を呈するようになってきました。
2020年代に入ると、御周知のとおり新型コロナウイルス感染症が拡大。在宅時間の増加や巣ごもり需要の拡大などを背景に、動画配信サービスの利用がさらに加速していくことになりました。2023年には、Disney+が日本に進出するなど、動画配信サービスの競争はさらに激化しています。
(※1)ICTとは、「 Information and Communication Technology 」の略で、日本語では「 情報通信技術 」の意味です。ICTは、パソコンやスマートフォン、インターネットなど、情報を伝達・共有するための技術全般を指しています。

画像はイメージです
日本における動画配信サービス市場の歴史を簡潔にまとめると、以下のようになります。
* 1990年代後半:動画配信サービス提供の黎明期へ突入
* 2000年代:インターネット回線、インターネットシステムの拡大による本格的な普及期
* 2010年代:スマートフォンの普及により動画配信サービス市場が拡大期へ
* 2020年代:新型コロナウイルス感染症の拡大により加速期
今後も、動画配信サービスの市場は拡大していくと予想されます。また、5Gの普及や、8Kや4Kなどの高画質動画の配信など、超高齢化社会移行の背景もあり技術の進化も予測されます。動画配信サービスの利用環境やあるいはコンテンツの質もさらに向上していくことが期待されています。今では介護施設や社会福祉施設などでも、介護サービスの一環で動画配信を視聴したりと色々活用しているところが増えてきています。これは、コロナ禍のおり、施設でのイベントで外部からの慰問訪問がしにくくなってきたからです。現実、私自身も母がお世話になっている施設でもYouTubeやなど動画配信サービスなどもよく利用しているようです。
私は、数多くの映画やアニメ作品を好きな時間に視聴したいことから、個人的にはUNEXTとDMM TVの二つの定額制動画配信サービスを利用しています。昔は、観たい作品があってレンタルショップに行ってもレンタル中!なんてことはよくありました。便利な時代になったものです。メリットとしてはいつでもどこでもというのが動画配信サービスのよいところです。逆にデメリットというのは定額制のコストなり、レンタル配信にせよ、コストがかかります。でも、各プラットホーム(ソフトウェアやシステムにおける「動作環境」、作業をするための「足場」の意)を提供する企業にもコストがかかるので有料化されるのは当然のことといえます。
(注1)ADSL:日本のブロードバンドの発展を支えた「ADSL」は順次サービス提供を終了し、2025年1月には完全終了する予定です。NTTコミニュケーションズ・ADSLとは? 仕組みなどの基本情報や今後についてより
【定額制動画配信サービスの魅力あるコンテンツなどについて】
- U-NEXT
やLemino(レミノ)は作品数が豊富。
- U-NEXT
は地上波番組も充実しています。
(コストパフォーマンス)
- DMMプレミアム
は月額料金がかなり安く、アニメやエンタメ作品が豊富です。
(ジャンル)
- dアニメストアやDAZN(ダゾーン)は特定のジャンルに特化しています。
- WATCHAはコアな映画作品やマイナーコンテンツが充実してます。
(オリジナル作品)
- ABEMA
やDisney+(ディズニープラス)はオリジナル作品を重視しています。
- ABEMA
にはオリジナルの恋愛番組やシリーズ化している作品が多数配信されています。
(月額料金)
- 【Amazon Prime Video】
、DMMプレミアム
、Netflixは月額料金が1,000円以内です。(料金コストに関しては、物価高騰など諸般の事情などによって料金が上がったりすることもありますので注視しておいてください)
(サービス内容)
上記以外にも驚くほどの多くの動画配信サービスがありさまざまなサービスメニューがあります。それぞれのサービスにも特色があって、自分のライフスタイルや視聴スタイルに合ったサービスを選択することで、より楽しく、便利に映像コンテンツを楽しむことができます。
ちなみにライフスタイルも、とりまく環境などによって変化していくことも多いですから、それにあわせて配信サービスを変えていくのも一つの方法だと思います。各動画配信サービス会社からには、無料キャンペーン期間などもついていますので、ご自分のスタイルにあうか検討するのがベストだと思います。
このサイトでは、その作品ごとに視聴可能な各動画配信サービス会社への紹介リンクを記させていただいております。何かのご参考・お役に立ててください。
でも映画作品ってやはり映画館の迫力ある大スクリーンによる鑑賞は、最高に楽しいコミニュケーション空間だと思います。でも、私もそのうち老いて劇場鑑賞も面倒くさくなってくるのでしょうかね。足腰きたえておかないといけませんね。
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